hiroshi63のブログ

山と妄想あそび

鈴鹿のやまなみ


身の丈を超える笹をかき分け三角点に這い出た
その時目に飛び込んできたのは
深く遥かなやまなみ


遠くに御在所岳、雨乞岳、綿向山、イブネにクラシに御池岳
私が見た最高の水墨画
午後の陽に照っている生命感のある笹の向こうに
薄墨で引いた見事な稜線の重なりとグラデーションがあった


鈴鹿は深い
深みの美しさが鈴鹿の魅力でもある
あの稜線にあの稜線
視線を遥かに送り
かつて歩いた道を目を細めて辿ってみた