2022年5月のブログ記事
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近江の奥里 佐目(さめ)から高室山に登る ツヅラ坂ですぐ前を歩く同行者が言った 「イカが刺さってる!」 それは、まさにイカであった ※佐目集落には明智光秀の出身地とする口伝と文献が残るらしい。
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エイトノット ブーリンノット ボーラインノット インクノット リーフノット スリップノット ひと結び ふた結び 巻き結び ねじ結び もやい結び 叶結び さて これは誰がした何結び?
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「だれだ こんなところで足干ししてるのは!」 「ああ、あれは「金勝(こんぜ)の太郎」だよ」 「だれだ そいつは?」 「水虫退治してるに間に石になった間抜けな野郎さ」
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朝の斜光を浴びたカレンフェルトは さながら異星の墓場 野晒しの骨骨の中に 頭骨が晒されている 岩は雨雪に磨かれ 墓砂と化す 墓石と骨はもはや 遺跡の遺物である 鳥のような河童のような 南の山波の遠くを見つめる あの頭骨はどんな生き物だったのだろう
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ナマズと言えば びわ湖オオナマズ びわ湖固有種で我が国最大のナマズ 今は希少魚である 国見岳 三国山などとともに 各地の国境の山に冠される名 近江と伊勢、尾張を望むこの国見岳の頂 こんな所にナマズが潜んでいた それはオオナマズのように岩床から 伊勢湾を眺めていた
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やっぱりな! 誰かが クレーンで乗せたんだ 証拠を押さえたぞ!!
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比良のヤケ山の下り 谷筋で気にかかった岩 どこかで見たように思うのだが 思い出せないでいた 先日ふらっと入った画廊で はたと思い出した キースヘリングの「Dog」だ ああ、スッキリした
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見慣れぬ形と柔らかさに惹かれて シャッターを押しました 陽光に手の平をめいっぱい広げ 嬉しさと楽しさが溢れています チューリップを思わせる百合の木の葉 半纏に似る故、半纏木ともいうらしい そう言えば半纏の親子にも見えてきます 朝の散歩でこんな親子に出会うと 一日を元気に過ごせる気がしてきます 今日... 続きをみる
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おい、見てみろよ 坊主が踊ってるぞ! ええっ 坊主だって? ああ 白い坊主がご機嫌だろ! 出来上がってる 完全に 白いのは怪獣の方だろ! 怪獣? なるほどね 坊主が怪獣に腰を抜かしてるのかあ 坊主! 坊主!って? ああ、真ん中の白いやつね!
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昨夜の風の置き土産 ラムネのようなトンネルは 何処に繋がるのか 中に入れば 昨日や明日に行けるだろうか それとも もう一つの世界の自分に会えるのだろうか 出口までどれぐらいかかるのだろう? 色は? 形は? 稚拙な妄想は単純な妄信で閉じた あちらも美界であらねばならぬ、と こちらと同じように
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下界は春 初夏の陽気も漂う時期 立山では 朝日を浴びて巨大なミイラ像が現れる 竜王の頭は天を仰ぎ 浄土に向けて身体が横たわる 地獄がある大きなすり鉢状の台地を取り囲む山々は 巨仏の風葬地であった
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皐月に名残の粉雪で 常念坊が薄化粧 塗ったばかりの白粉は 朝日に照って純白で ああ、見事な仕上がりなり
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地表を突き破るゲンコツ 気力みなぎる力強さだ 何に怒るのか 何を訴えるのか 何を決意したか この山頂の平原で 意味はわからぬが 青空の下の大きな拳が へばった僕を力付けてくれた