hiroshi63のブログ

山と妄想あそび

ケンケン山


片足ケンケンでも登れる山
雉がたくさんいる山
と、言う訳ではありません


琵琶湖にある沖島にある山の名
標高200メートルほどの低山ながら
切り開かれた見晴広場からの眺望はなかなかのもの


広大な湖面を見下ろし
正面の比良連山は泳いで渡れると思うほど近い


山地の北端
リトル比良と呼ばれる山の尻尾を眺めていると
麓と湖岸の境を車が走るのが見え
それを追うようにJR湖西線の電車が山腹を南北に裁断する


「見え」がどんどん怪しくなるなか
遠くは逆によく見える
電車は4両編成だった


我が目を褒めていると視界左端に船が北湖に向けて湖面を滑る
滋賀県内の小学生が乗る学習船「うみのこ」だ
遠目にも優雅なクルーズ
子供たちが羨ましい


不意に頭上から鳴き声が降りてくる
「ケンケン」ではなく
「ピーヒョロロー」
鳶は「うみのこ」の上空で身を翻した