吹きっさらしの高原で 可愛らしい石を見つけた なんとなく生き物を そして人間を感じる そんな寂しい石が ポツンところがっていた
2022年3月のブログ記事
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あれは 今 ほんとうに あそこにあるのだろうか 影のようなあれと 暗闇を照らすあれは 同じもの? 感じることは出来ようか いやできまい あれが引く力を あれはいつも同じ面 信じられるだろうか? 出来すぎた同期 27・32日 誰かが貼り付けたのだ 天球に 裏面に潜む 狂気を封印するために
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早朝の陽光に生と死が並んでいる 「死」の訪れは 六万五千年も前の白亜の頃 三億五千年の繁栄は凍て 時の流れを示準する 「生」の誕生は 十三万年を遡る中新世 やさしくたおやかなドームは 幾多の生を奪った過去をもつ 遥かな尺度で眺めれば いずれも瞬時の出来事 死と生が静かで穏やかに並んでいる
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荘厳な光源が頭を出す直前 世界は黄金になる 決して特別ではないありふれた朝 その時 ある者は目覚め ねぐらを出る準備をするだろう ある者は狩りを止め ねぐらに帰るだろう そして、我々は 黄金の空に手を合わし 涙する 1400万年もの太古から 欠かさず合掌し続ける かの岩礁と共に
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神の居どころに由来するこの地の巨石 広大な大地に作られた環状の神座「カルデラ」 1400万年も前の建造にもかかわらず その座の背もたれは時の流れに抗い この荘厳なる形を保ち続ける それは 今もなお座を守り続ける犬の 熱き忠誠心の賜物なのであろう
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思わず乗って見たくなる心地よい曲面 ズリッ、ズリッ、ズリッと 股間の宝物に気をつけながら 先端を目指して跨り移動 鞍部に臀部を落ち着けて サイの角の先に視界を広げれば さて、何が見えるだろうか 穏やかで、長閑で、のほほんとした そんな世界が見えるに違いない