hiroshi63のブログ

山と妄想あそび

火星の墓場



朝の斜光を浴びたカレンフェルトは
さながら異星の墓場
野晒しの骨骨の中に
頭骨が晒されている


岩は雨雪に磨かれ
墓砂と化す
墓石と骨はもはや
遺跡の遺物である


鳥のような河童のような
南の山波の遠くを見つめる
あの頭骨はどんな生き物だったのだろう