hiroshi63のブログ

山と妄想あそび

曽爾高原


これほど人の手が入ったことがあからさまな山も珍しい
尾根筋を境に片面が見事に剥ぎ取られている
しかし、何故かヒリヒリするような痛々しさは感じない
それどころか美しい
のっぺりと若い緑が張り付いた人工自然の奇景が
非現実的でアートのようでもある


毎年春に焼かれることで斜面一面に新芽が一斉に芽出る
そのいぶく若い緑が良い
法面の斜道を歩いてみると
無数のワラビでにぎやかだった


高原の最上部に座り俯瞰する
裸の斜面をトビが優雅に舞って去った
するとその下の平面道の地上絵が犬の横顔に見えてきた