離別の場面
「ごめんね、元気でね、おばさんの言うことよく聞くんだよ!」
「どうしたの? かあさん、行っちゃうの?」
「そう、母さんはね、これから遠くに行かなくちゃダメなの」
「遠くへ? もう会えないの?」
「ううん、きっと帰ってくるからね。それまでいい子で待っていてね」
「おいっ、あまり長くなると辛さが増すだけだ。
そろそろ切りをつけな。行くぜ!」
頂上から流れる尾根の一つを下っている時
ふと足元から視線を上げると
この物語が目の前にあった
ああ、なんて悲しくせつない光景な事か
それにしても、この劇場面を目にした時
何故、再会の場面と見なかったのだろうか
こんなに青空だったのに・・・
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